2008年10月09日

こうもりと斉藤さんとプンプンは

正しいこと=正義
正しくないこと=悪




かというとそうでもなくて、

自分の思う正義と、人の思う正義が違ったり、
または同じ場合でも、表現の方法が違えば、
それは必ずしも、正義の行為とは取られない。



「よかれと思って」が
「ありがた迷惑」になったり
「正しいと思って」の行為が
「正義感を振りかざして、人の迷惑も考えない」行為と取られる。





同時期に観た、
ドラマ「斉藤さん」と映画「ダークナイト」





どちらも、正義なのである。
人が目をつぶっている悪に、立ち向かっていく。
悪は滅ぶべきで、それは万人の願いである。

でも、人が目をつぶっているのは、

・それが脅威だから
・悪だと気づいてさえいないから
・気づいているが、戦ってくれる「誰か」を待っているから

であり、そして、

・その「誰か」に自分がなるためには、強い心が必要であり
・それは脅威に立ち向かうための勇気だけでなく
・立ち向かっている自分を見ている、その他大勢に対する勇気

でもあるのだ。


1420119_L.jpg

http://www.vap.co.jp/saito-san/index.html

斉藤さんは、ゴミを捨てたり、
道いっぱいに広がって自転車で通学する高校生に、
大声で注意する。呼び止めて文句を言う。

そのことで、逆襲にあい、幼稚園に落書きをされたり、
実際に脅しや暴力行為にあう。

(ドラマでは、自分たちで話し合って解決するのだが、
 実際こんなことは、警察に通報して事件にするべきである)

斉藤さんが、正しいと思って行った行為が、
悪い結果を招くのである。
もちろん、斉藤さんは正しい。
しかし、周りのお母さんたちは斉藤さんをうとましがっている。

「またあの人が正義感を振り回したおかげで、迷惑がかかった」




実際の生活でも、よくある光景だと思う。

私の会社でも、たとえばゴミの分別ができていないのに気づいた人が、
「このゴミは、こっちでしょー!」「捨てたの誰?」と叫べば、
裏でこそこそ、メールでこそこそ・・・







正しいことを声高に叫ぶと、嫌われる世の中でございます。
そして、注意なんかしたら、刺される世の中でございます。







斉藤さんにお母さん仲間の一人が言った。

「あなたみたいに、みんな強くないのよ!
 言いたいこと、言える人ばっかりじゃないのよ!!」





バットマンについては、私は1作も観ておらず、
アメコミで、ヒーローものというくらいの認識しかないまま観たのだが、
「ダークナイト」はバットマンの中でも、特別に濃い作品のようだ。

ヒーローであるはずの主人公が、自分の存在意義に悩み、
精神異常者と言っても言い過ぎではない、ジョーカーに苦しめられ、
自分のために犠牲になったヒロインや、
同じく正義の道を追求していた同志にも憎まれる。

これって、アメコミじゃなかったっけ・・・
バットマンって、ヒーローじゃないの??・・・

正義であるべきものが、悩み苦しみ、
また、その悲しみや苦しみに負けたものが、悪に転じる。

(これって、「スターウォーズ」だね・・・)








いったいどうしたらいいの?
正しいことは正しくないの?
正しいと思っていることをして、なぜ嫌われるの?

斉藤さんみたいに、強くない人や、
(実際、斉藤さん自身も「自分だってこわいんだ」と言ってはいるが)

ブルース(=バットマン)みたいに経済力のない人は、
どうやって、正義を貫いていけばいいのだろう。







そして、プンプン。
浅野いにお「おやすみプンプン」

おやすみプンプン 1 (1) (ヤングサンデーコミックス)おやすみプンプン 1 (1) (ヤングサンデーコミックス)
販売元 : Amazon.co.jp 本
価格 :
[タイトル] おやすみプンプン 1 (1) (ヤングサンデーコミックス)
[著者] 浅野 いにお
[種類] コミック
[発売日] 2007-08-03
[出..
>>Seesaa ショッピングで買う






プンプンは、ごくごく平凡な小学生の男の子。
そのプンプンを取り巻く、友達や家族との物語。
・・・なのだが、

プンプン↓

09151259.jpg

そうなのだ、プンプンは、「平凡な小学生の男の子」だが、
ひよこのような、マジックで描いたような「キャラ」として描かれている。

punpun1.jpg

マンガだから、主人公の見た目に影響される部分は大きい。
だけど、かっこいいキャラだから好きになったり、
身近にいそうだから、共感できたり、
といったような感情移入の仕方を、あたかも拒否したかのような、
この表現で、

純なコドモの心と、大人になっていく過程での葛藤と、
好きになった女の子への気持ちと、大人の世界に翻弄されるコドモと、
オトナになってしまったかつての子どもたちのあがくさまと、

ドロドロして、欝になるマンガ。






つづく・・・
posted by おくさま at 00:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日のごきげん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。