2010年12月08日

クラシック「的」コンサート

坂本龍一+大貫妙子の「UTAU」コンサート、観てきました!

「UTAU」は、二人が作った、ピアノと歌だけのアルバム。
まるで歌曲のような、美しく静かな音楽たち。


会場は、クラシックのコンサートを主にやっているホール。

NEC_2067.JPG




そういうわけなので、私はほぼ、クラシックのコンサートを観に行くようなつもりで行きました。
客層も、そんな感じ。

ポップスだとか、クラシックだとか、線引きしたいわけでもないし、
どっちがどうとか言うつもりもないのですが、
このコンサートは、いい演奏会を聴いた時と同じような感覚だったので、
クラシック「的」なと言いたい。






舞台には、グランドピアノ、そしてマイク。
スクリーンがあり、そこに映像が映されましたが、
決して、説明的な感じではなく(PVみたいなものじゃなく)
とても抽象的な映像。
音楽と関係あるようでないような。
それが、全然邪魔してないのはよかった。
映像と音楽がシンクロして、とてもいい効果を生み出す場合もあるけど、
今回は、そうじゃなく、音に集中すべきだったから。



教授が弾くピアノは、常にmp〜pp。
マイクが2本くらい立っていたけど、ほぼ生音なんじゃないか?というくらい。
打鍵の音が聴こえるくらい。
そしてその上に乗る、大貫女史の歌声も、ぽつりぽつりといった感じ。
「うた」って、張り上げればいいもんじゃない。
言葉を反芻して反芻して、噛みしめて、自分のものにして、歌う「うた」。

どちらも、とても静かだけど、弱いわけじゃない。






かねてから、二人の相性はいいと思っていましたが、
このコンサートを見て、その理由がわかりました。
二人とも、私が!私が!じゃないんです。
お互いがお互いを生かそう、高めようとしているのを感じました。

「うた」って、特別な場合を除いては、だいたい伴奏が必要。
だけど、私が歌いたいようにやるんだから、私に合わせてよね、
という演奏は、なんとなく、聴いててわかる。

ピアノは、伴奏だけど、決して、添え物じゃないんですよね。
私は、伴奏していただく方に、必ず「こうしたいけどどうでしょうか?」と聴くようにしています。
うただけじゃ、その曲は成り立たないですもんね。









爆音で聴く音楽も好きだけど、
ppを耳をそばだてて聴く音楽は、ふうっと大きな深呼吸をした時みたいに、
酸素が体に行きわたるような気がします。








二人とも、アラ還。
こんな人たちがいるので、私は別にいまどきの音楽を知らなくても、
ちっとも不幸じゃありません。
posted by おくさま at 17:45| Comment(1) | TrackBack(0) | 今日の音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
打鍵の音が聞こえる!
ホントに「静かな」コンサートだったのですね
ppの音楽もいいですね

先日カラオケで
「エアサプライ」をリクエストされて
ダレ?それ?の私でしたが

いいものはいい
というか好きなものがいちばん
Posted by シュガ at 2010年12月09日 20:34
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