2011年09月12日

コクってきました

少し前になりますが、

コクリコ坂から

を観てきました。






【あらすじ】

舞台は、横浜の港町。
父を亡くした、主人公海。
毎日、海に向かって旗を上げている。
通っている学校では、老朽化した建物を取り壊そうとしているが、
部員たちがそれに反対、学校側と対立。

そんな中、出会う二人。海と俊。
最初から惹かれあう二人だが、実は出生の秘密があった・・・







まず、映画の冒頭。
カチカチカチ・・・と規則的なメトロノームの音。
そこへピアノが入って、映画が始まる。
この始まり方はとてもよかった。

全体的に、ピアノをフィーチャーした音楽で、
主題歌を歌う、手嶌葵の歌がちりばめられる。




てきぱきと家事をこなす、主人公。
この主人公の位置がいまいちわかりにくい。
このうちは、どうやら下宿らしいのだけど、
なぜ彼女が家事をやっていて、母親はなぜいなくて、
という説明がない。
想像で理解するしかない。

それから、主人公の「海」という名前も。
まわりからは「メル」と呼ばれているのだけど(メールからだろう)
その説明もないから、この子の名前ってなに?って思いながら見続けることになる。

もしこのアニメが、大人に見てほしい映画!と作られたものなら、
それでいいと思うのだけど、
ジブリはどう考えていたのだろう?




二人の恋愛模様が核となっているのだけど、
戦後のごちゃごちゃで、出生の秘密があり、
惹かれあうものの、ダメになってしまう。

この秘密っていうのが、もう、あきれるんだけど、
CMでやってた!!愕然・・・
それ、この物語の肝じゃないのか・・・

実際、映画の中でも、もっと苦悩していいんじゃ?て感じで、
海は
兄弟でも好き、ずっと好き」(一応色変えてみました)
なんてはっきり宣言したり。
え??いいのそれで??




映画オリジナルの設定だという、カルチェラタンは、
古き良き時代の遺産という感じでよかった。

ステンドグラスの窓、ごちゃごちゃと趣味のものが置かれまくった部室。
文化的な好奇心のつまった建物。






あとやっぱり、どうしてもいやなのは、
映画の最初に、キャストが出ること。

ジブリ映画って、声優使わない主義なのかな・・・?

別に、この俳優さんたちがへたくそとか言いませんが、
最初に、よく知った名前を出されると、
その役の後ろに、その役者さんの顔がちらついてしまう。










悪いところばっかり書いてしまった感じだなあ。

よかったところも書こう。

冒頭のメトロノームと、朝ご飯のうた。
手嶌葵の新しい魅力を感じるうた。
カルチェラタンのステンドグラス。
徹底的に掃除をする場面。気持ちいい。
生徒たちのリーダーのメガネくん。
ガリガリ手で書く、プリントの原稿。





しっかり者の主人公が、女の子になってわ〜〜っと泣く場面がある。
早くに亡くなった父の夢を見る場面。

自分がしっかりしないと、という思いからか、
普段は、家のこともやり、学校でもきちんと勉強をし、
カルチェラタンの友人らの手伝いをし、兄弟の面倒をみる。
喜怒哀楽を大きく表すことも少ない。

海に出ていた父が帰ってきた。死んだんじゃなかったんだ!
(父は海で亡くなった)
「大きくなったな」と頭をなでてくれるお父さん。
小さな女の子になって、号泣する主人公。
背筋を伸ばして、凛々しく生きてきた彼女の素の部分。
でも、実はこれが夢だということは、うすうすわかっていながらの夢。

このシーンは、周りの観客はそれほど泣いてなかったけど、
私一人、猛烈に泣いてしまった。あぶなかった・・・





NHKで、宮崎親子のこの映画のドキュメントをやっていた。
ぶっちゃけ、この二人のぶつかりあいの方が、よほどドラマティックだよ・・・
愛するが故の罵りだったり、落胆だったり、開き直りだったり。
ジブリは、いつかこの二人の物語を映画化するといいと思う。
posted by おくさま at 09:15| Comment(2) | TrackBack(0) | 今日の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
破壊屋さんも
あまりの説明不足を不思議がってましたね
しかしネタバレをCMでやるって凄いです
いつもCM見て驚いてましたもん
Posted by sugarball at 2011年09月16日 22:38
多くのスポンサーやらなにやら付いてますから、
仕方ないんでしょうが、
あのCMとかタイアップとか、ちょっとうざい・・・
最近の邦画は特に・・・
Posted by パスピエ at 2011年09月23日 17:23
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