2009年12月18日

ピアノ、ピアノ、ピアノ!!

この2カ月で、いくつかのコンサートを見ました。

まずは




☆野原みどり ピアノリサイタル

野原みどりさん。なんて素敵なお名前〜(笑)
私もこんな名前がよかったです。

見た感じは、小柄で小林聡美さんのような感じ。
ですが、弾き始めるとキリっとしていて、凛々しい。

表情をいろいろ変えて、顔で弾く人もいますが、
野原さんは、一切表情が変わりません。
凛々しい〜。

お話を交え、端正なピアノを弾く野村さん。
うっとり。

ドビュッシーやフォーレなどもありましたが、
私は、ドイツ物がとてもよかったと思いました。

中でも、
「雨雲の向こうの月の光かもしれない。そんな解釈もいい」
と弾いてくださった、「月光」(ベートーヴェン)
がとても素敵でした。

あたりまえだけど、弾く人それぞれにその曲のイメージがあって、
その静かな中の内なる情熱、みたいなのが、カコイイ!でした。






あ、ご主人はサックス奏者なんだ!

http://www.philiahall.com/j/interview/050625/index.shtml




☆國谷尊之 ピアノリサイタル

さきほどの、野原さんと同じ会場で、1ヶ月後に。
うってかわって、こちらはとても表情豊かな雰囲気。

ほぼ全曲について、ていねいなお話。
それも、非常にユーモアあふれる口調で、
こんな楽しい解説なら、是非入れてほしいと思いました。
曲の解説だけでなく、
作曲家の裏話、始めて弾いたころの話、作られた当時の話など、
とても興味深く、これから聴くその曲がとても楽しみになるようなお話。

たとえば・・・

メンデルスゾーン『無言歌集より』
 「狩の歌」
  今のように、携帯電話があるわけでないので、
  獲物を発見したときに、仲間にそれを伝えるため、
  ホルンなどのラッパが鳴らされた。
  獲物の種類によって、曲が決まっていた。
  (この「狩り」を表現するためのホルン的な旋律は、
   クラシックではよく使われます)
 「ヴェニスのゴンドラの歌」
  今でも、水の都ヴェニスでは、ゴンドラで行き来をしている。
  サッカーのチームも、移動にゴンドラを使っているとか。
 
他にも、大学受験前に、最初の一音だけのために、
何レッスンも使った、などの話。
(そのくらい、大事に一音を弾いているんですね〜)
「トロイメライ」は最初の音は、ドたった一つ。
このたった一つのドが、とても感動的な時もある。
演奏家は、そうやって弾いているんですね。

来年は、ショパン生誕200年。
実は、シューマンも同い年。
メンデルスゾーンは、一つ上だそうです。
そこで、礼儀を重んじるショパンは、
メンデルスゾーンに先にご挨拶に行き、
次にシューマンの元を訪れた、なんて話も。

年功序列、ってことですね(笑)

ショパンが活躍した時代に、ピアノが完成形になりました。
新しい楽器でたくさんの曲を作りまくった人なんですね。
死後、友人に残りの楽曲(op.64?以降)は、出版しないでくれ、
と遺言を残したそうですが、
その友人が、あまりにもったいないと、発表しました。
その中の一曲に、「幻想即興曲」もあった!
友人、GJ!

フォーレ、ドビュッシーなど、私の好きな作曲家の作品もたくさん。
とても有意義な時間を過ごしました。
うっとり。

風貌や、お話しぶりから、
白衣が似合いそう〜、理科の先生ぽい〜、という感じの方でした(笑)

こんな先生に習ったら、私ももう少し、ピアノがんばれたかもな〜・・・








☆江草啓太 ライヴ

江草さんは、音楽仲間しっぽさん(仮名)の同級生さん。
多くの活動をされていますが、今回新しいCDを出されて、
レコ発ライヴで、福岡にいらっしゃいました!

http://www.egusakeita.x0.com/Profile.html

最近では、加藤登紀子さんのライヴにずっと参加されています。
CMは、エステーなど多数。

http://www.st-sendenbu.com/cm/sg05a.html



場所は、箱崎。
ライヴもできる、箱崎水族館喫茶室。
ちなみに、水族館じゃありません。

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ドア。
本物のチェロが使われています!素敵!

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コースターも、ヴァイオリン。しゅてき〜!

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店内には、クラシックが流れ、たくさんのレコードが飾られています。
最近好きになった、知る人ぞ知るモンポウと言う作曲家のレコードが飾ってあった!
さすが〜。

ライヴ前だというのに、私とその音楽仲間のしっぽさん(仮名)で、
江草さんとあーだこーだおしゃべり。
直前なのに大丈夫ですか?と尋ねると、
「慣れてるから」・・・さすがです。
私たち、いつも、本番前は☆※☆♪☆となってますもんね。

1部は、カヴァー曲あり、ソロ曲あり。
民謡をいろいろ研究してらして、そんなのを取り入れた曲もあり、
不思議な雰囲気のものが多い。
きれいきれいだけじゃない、変拍子とか12音音階もある、
複雑怪奇な(?)曲ばかり。聴き入る。

実は、江草さんは、YMOファン。
この日も、2曲弾かれました。
どちらも、アレンジがかっこいい〜〜。

「シムーン」



2部で、新しく出したCDの曲を。
このCDは、なんと懐かしのファミコン音楽をピアノで!というもの。
ファミコン育ちの私たちの世代にどんぴしゃです。

http://www.dogearrecords.com/pia-com/pia-com1_menu.html

特に「イーアルカンフー」というカンフーゲームは懐かしい!!



昔のファミコンは、ビット数が小さく、
音楽も多くの音を使えなかったので、
シンプルな中にも、とてもキャッチーなメロディーが多かった。
しかし、一つのフレーズをずっと繰り返したりすることが多かったのです。

今回、その短いものを、どれだけ伸ばすか、アレンジに苦労したそうです。
このイーアルカンフーも、ほんの何小節かのメロディーが、
カンフー少年の一日の情景のイメージで、
壮大な曲に作り上げられています。
それがおっかしくておかしくて。
すばらしい想像力とアレンジ力です!!

ファミコンの曲は、プログレ調のものが多く、
以前からやりたいと思っていたそうです。
たしかに、RPGなんかかなりプログレ。

わしわしピアノを弾く姿もカッコイ〜!し、
え、あの曲がこうなるの!っていう衝撃!
あっという間に時間が過ぎてしまいました。

CDにサインしてもらって(笑)
お別れしました。
最後に、あ!弾くの忘れてた!
ということで、「マッピー」も弾いてくださって、
もう感激!

ぜひまた、来てください〜〜!
応援してま〜す!!



(たくさん宣伝してみました)
posted by おくさま at 19:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 今日の音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

キラキラお目々の子どもたち〜その2

学校訪問コンサート、残り2校終了しました。






この2校、非常に対照的。
両極端でした。

片方は、子どもたちも先生たちも保護者も、
あんまりよくなかった。

片方は、なにもかもがあったかく、いい雰囲気。

こんなに違うんじゃ、子どもを私立にやる親の気持ちもわかる気が。
行った学校はどちらも公立だけど、
学校が選べるんだったら、絶対前者にはやりません。



悪かったところをいろいろ言っても、いやな気もちになるので、
よかった方の学校について↓




音楽室でのコンサートで、1〜4年生まで。
こじんまりとアットホームなコンサート。

P1010153.JPG

まず、集まってきた子どもたちが、正座で座ったので、びっくり。
なんてよいこたちなの〜〜。
先生が
「今日は楽しい音楽会なので、正座じゃなくていいですよ〜」
先生たちも、ほんわかしたあったかい感じ。

フルートの演奏が始まる。
うわ、めっちゃガン見!!
ものすごい身を乗り出してる!
口開けてる率、高し!!

ピアノの演奏。
早い指の動きを、真似する子が数名。

声楽。これまた、ガン見!
終わると、すぐに声の出し方を真似。反応早い!

基本的に、とても興味を持って見ている様子。
司会者が、〜〜って知ってますか〜?と問いかけると、
一斉に手が上がり、口々に何かアピール。
知っている曲が始まると、目を見合わせて「これ知ってる!!」

もう、この子どもたちの反応を見てるだけで、
本当にうれしくなります。

プログラムは、事前に担当の先生に送ってあったので、
どうやら、一緒に歌う曲は、授業内で練習をしていてくれたみたい。

先生たちも、子どもたちも、音楽を楽しもうという気持ちが、
湯気のようにもわもわたちこめてる!!
これって、たぶん普段からそういう雰囲気なんだろうな。

今まで、いくつもの学校で演奏しましたが、
こんなにいい雰囲気の学校は初めて。
小規模校ほど、やはりいいようです。

お茶、お菓子、ストーブなど、至れり尽くせりの歓迎、
音楽物語で使う、スライド(パソコン)も用意してくださり、
リハでの練習も一緒にしていただきました。

終了後、だいたい代表の児童がお礼のあいさつをしてくれます。
これは事前に決めていることが多いのですが、
ここでは、その場で、先生が感想を言いたい人!と言うと、
はいはいはいはい!!!と大勢が手を挙げて、
いろいろ感想を言ってくれました。
4,5人言ったけど、まだ言い足りない様子の子どもたち。
少ないボキャブラリーの中で、精一杯楽しかったことを伝えようとしてくれました。

一人、言葉に詰まっちゃった子がいて、
その時、先生が声をかけました。
実は、時間けっこう押してたんですよね。
でも、
「いいんだよ、自分の言葉で言ってごらん」

あ〜、こういう言葉がこの学校の雰囲気を作っているんだ!

じーん、としました。
横を見ると、フルートのHちゃんは泣いてました(笑)
そのくらい、とても雰囲気のいい学校だったのです。

終わって、校長室に招かれ、お茶を頂いていると、
もうさっそく、子どもたちの書いた、感想文を持ってきてくれた!
え〜、給食の前だったのに!
「感動がさめないうちに書こう!って言って書いたんです〜」

(泣)

どの子も、紙いっぱいに書いてくれてる〜!

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はみ出して書いてる子も!
またも、感動で涙するフルーティストHちゃん(苦笑)

私たちが、学校から出る時も、教室からばーっとたくさん出てきて、
「ありがとうございました〜〜〜〜!」
車で門を出る時も、ベランダから出てきて「バイバーイ!」

は〜〜〜〜〜。
音楽やっててよかった、と思うひとときです。






もちろん、前者の学校でも、
多くの生徒は、しっかり聴いてくれてました。
でも、最初から全く聴く気のない子がちらほら・・・

やっぱり基本的に、音楽を楽しもうという気持ちが、
あまりできていない学校だったのかもしれません。




私は、かつて中学校に講師として勤めていましたが、
管理職から、合唱コンクールっている?と言われたことがあります。
芸術鑑賞会の時に、生徒の生活日記ノートを見ていた先生もいました。
先生たちが、そういう体制のところで、
生徒たちが聴くわけないと思うんですよね。

5教科はもちろん大事ですけど、
芸術を楽しめない(楽しみ方を知らない)というのは、
とても不幸なことだと思います。
子どもも大人も。
posted by おくさま at 19:45| Comment(4) | TrackBack(0) | 今日の音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月12日

トゥナイト!!

劇団四季「ウエストサイド物語」を観てきました。

NEC_1438.JPG





最近、よくミュージカルを観ていますが、
そもそも私のミュージカル体験というと、
舞台で観るというよりは、映画で観るスタイルなんです。

一番最初に観たミュージカルは、確実に「サウンド・オブ・ミュージック」!
「ウエストサイド物語」は、たぶん高校の音楽の時間に観たのが最初だと思います。
(教科書に「Tonight」が載っていた)

その後も「王様と私」など、やはり映画として観ることが多かったですね。




ストーリーは、簡単に言えば、現代版ロミオとジュリエット。
しかし、そこに差別問題を絡ませているのが、
この映画の奥深いところ。

ジェット団とシャーク団の対立。
正直言って、チンピラどものちんけな争いです。

しかし、ジェット団はアメリカの下層の少年たち、
シャーク団は、プエルトリコ系の移民たち。

人種差別、貧富の格差、ワーキングプアなどの問題が山積みです。

劇中で、ジェット団が自虐的に歌うシーンがありますが、
親も環境もまともではなく、故に教育も職も与えられない。
そこから抜け出せない鬱憤、社会への反発。
こんなだから、どうせおれたちはチンピラさ、何が悪い?
というような、開き直りさえあります。

肌の色で、アメリカ人がプエルトリカンをののしりますが、
下層の者が、さらに差別をすることによって、
自分たちを守っているのです。

対立する二つのグループの男女の恋愛は、成立するわけがありません。
この悲恋の形は、いろいろな作品で繰り返されてきた定型ともいうべきものです。
ありえないものへの憧れなのでしょうか。

ていうか、そもそもそういうことには、あんまりならないと思うんだけど(苦笑)







四季版も、踊りまくって踊りまくって、踊りまくる感じでした。
とにかく、このミュージカルは、踊ってなんぼです。
映画でのダンスシーンも、とても見ごたえのあるものでしたが、
舞台をところせましと踊る役者さんたち。
そして、その後普通に歌うわけですから。
ソンケーです。





印象的なダンスも多いんですよね、
たとえば、マリアとトニーが初めて出会って、
お互いに見つめ合うシーン。

向かい合って、ふらりふらり。
心境をすごく表していますよね〜。



ダンス合戦で表す、二つのグループのいさかいとかも、
言葉で表現するより、わかりやすい。

しかし、四季は日本語で歌うので、
歌詞がやっぱり、なじみません。
というか、曲がどれも有名すぎて、日本語詩が合わないんですよね。

「Cool」は、
「ボーイ、ボーイ、のぼせるな〜、おちつけ〜」
・・・て言われてもなあ(苦笑)



男女の生活感の対比が面白い「アメリカ」
特徴的なリズムも、とても楽しい。








もう、とにかく、音楽がすばらしい。
美しいメロディだけじゃない。
緊迫感を出したり、迫力を出したりするために、
不協和音もたくさん。

ミュートした金管楽器も効果的に使われています。

音楽に関しては、宮川彬良さんが研究されていて、
わかりやすい分析をしています。
目からうろこです。

増4度の秘密!ですよ!
簡単に言うと、役を音階に当てはめて、
その関係を考えていくと・・・

ドとファ♯、そしてソ、この三つの音がキーです。

そう言われてみると、
ドファ♯ソを使っている曲は、たくさんあります。

トニーがマリアを想って歌う「マリア」も
ピリピリと張りつめた緊張感の中歌う「クール」
全然タイプは違うけど、どちらもドファ♯ソです。



こちらのサイトで紹介されています↓

http://moonlightcafe7.blog83.fc2.com/blog-entry-135.html




このミュージカルは、だいたい薄暗い雰囲気の中進行します。
街の入り込んだ路地とか、ゴミゴミした通りとか、
酒場とか落書きされた壁とか。

一度だけ、舞台の上に装置が何も置かれず、
まぶしいほどに明るく広々した場面がありました。

その空間では、ジェット団もシャーク団も、
手を取り合って踊るのです。
初めて見るような、穏やかな笑顔で肩を寄せ合い、横切っていく。
トニーとマリアも、ここでは誰に気兼ねすることはないのです。

そこでかかるのが「somewhere」



不協和音やミュートされた金管などで表現される緊迫感や、
激しいリズムやアクセントのつけられたメロディなど、
割ととがった感じの曲が多い中、
唯一といっていいほど、穏やかでシンプルな美しい曲。

白昼夢のようなこのシーンは、
現実ではない、理想の世界。
差別がなかったら。貧しくなかったら。争いがなかったら。
物語の中だけのことではありません。

憎しみ合って、その末にはずみとはいえ、殺人が起こってしまう。
そして、復讐・・・
復讐が復讐を生み、また憎しみの連鎖が続く・・・

どうして憎しみ合わずにいられないのでしょう。

その美しい旋律を聴きながら、理想のまぶしい世界を観ていたら、
涙が流れてしかたありませんでした。
あう〜。







だんだん、四季の感想ではなく、物語自体の感想のようになってきた・・・(笑)
posted by おくさま at 19:33| Comment(4) | TrackBack(0) | 今日の音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月08日

This is it

マイケルの映画を見てきました。




特にマイケルファンだったわけではありません。
自分から聴いた記憶もありません。
整形を繰り返し、サイボーグのような人、っていうイメージ。

この映画を見ようと思ったのも、
まあ評判いいみたいだし、ちょっと見てみよう、
というくらいのことでした。

200911062110001.jpg

観終わって、その認識の甘さを反省。
マイケルはすばらしかった。

マイケルといえば、
ダッとかポー!とかアウッとか、そんなんばっかり言ってるイメージがあり、
特に最近は、あまりちゃんと歌ってない感じがしていましたが、
こんなに歌がうまかったとは。
バンドに、こういう風に、と指示するために、
軽〜く歌って見せるときでさえ、聴き惚れました。
声もきれい。
あんなに声がきれいだと、思いもしませんでした。

それから、立ち姿も美しい。
細身なんだよね〜。
あのパンツの丈、そして白い靴下とローファー。
あれは、マイケルじゃないと似あいません。

リハの映像なので、歌もダンスも全力ではやっていないんだけど、
キレがあって、きれい。

ものすごい人数から選ばれた、バックダンサーたちもすごいんだけど、
なにげなく踊ってるのに、きれいなんだよな〜、マイケル。

あれだけ踊っているのに、息が乱れず、
歌に全く影響しない。
あれで50歳だもんなあ・・・





一言で言うと、エレガントな人なんだなと思った。
そして、ジェントル。

スキャンダラスな話題ばかりが先行したけど、
マイケルは、間違いなく


アーティスト


でした。

そして、カリスマとは、こういう人のことを言うんですよ。
どちらの言葉も、安く使われすぎています。

本当にふさわしいのは、彼のように、
高い能力があり、高いプロ意識があり、
きちんとしたビジョンを持った音楽家です。



マイケルがこだわった

「余韻」

とても印象に残りました。
マイケルは、やっぱり「美」を追求した人でした。





冥福を祈ります。

posted by おくさま at 22:33| Comment(2) | TrackBack(1) | 今日の音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月01日

聴く

水曜日は、市役所でランチタイムコンサート。
先生が出演されたので、観に行ってきました。

2階の、喫茶スペースを開放し、
コーヒーやサンドイッチなどを販売。
飲食しながら、気軽に音楽を楽しもう、というコンサートです。

楽しみで、早めにでかけてしまいました。
とはいえ、食べながら見るなんて、
おそれおおくてできない(笑)

ブルーのドレスの先生、とてもすてきでした。
吹き抜けのような場所で、コーヒーカップがカチャカチャいったり、
人が歩きまわったりして、ちょっと落ち着かない。
でも、曲の解説もわかりやすく、
もううっとりして聴きました。

終わってから、ちょっとごあいさつしましたが、
次回のコンサートのことを教えていただき、また楽しみが増えました。






木曜日は、某保険会社のチャリティコンサート。
お勤めしている、元同僚からいただきました。

日フィルのフルート+弦楽四重奏。

バロック〜古典を中心に演奏。
フルートも、当時のものを持ちかえて演奏してくださいました。
これが、目からうろこ。
今の金属(銀や金)になる前の、木でできたフルートです。

今のオケは、だいたい440〜442くらいに調弦しますが、
当時は、336くらいだったとか。
かなり低いです。
今とチューニングまで違ったんですね〜。
まあ、考えてみれば、今のようにチューナーがあるわけでもないし、
楽器もそう安定した音が出せるような素材じゃなかっただろうし、
全体的に低めだったということは、
曲の雰囲気も、少し違ったんだろうなあ。

この辺の曲を演奏していたころは、
王侯貴族のサロンで、優雅にやっていたわけです。
弦4本くらいなのも、広くない場所だからですね。

現在大きな場所でこの編成だと、ちょっと音が小さい。

おばちゃんが、咳止めにアメをがさがさ出したりしたら、
聴こえなくなります。まったく。








そして、金曜日は、喫茶はらさんで、ハロウィンコンサート。
triangleさんのコンサートです。

http://music.geocities.jp/triangle555pf/

はらさんは、日フィルの事務局もしていらっしゃって、
とてもクラシック好きな方。
月に何度か、このようなコンサートを企画して、
おいしいコーヒーと音楽を楽しませてくださいます。

http://www.oomuta-japanphil.org/

受付にて
「合言葉は?」
「Trick or treat!」
このやり取りの後、お菓子とこんなものをもらいました。

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さて、ピアノの前には、一輪のバラ。
そして、魔女の扮装の司会者が登場。

「美女と野獣」の物語をもとに、
舞踏会に、たくさんの魔法使いや幽霊がやってくる、
というストーリー仕立て。

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メリー・ポピンズ、ハリー・ポッター、オズの魔法使いのドロシーなど映画音楽から、
オペラ座の怪人などミュージカルナンバー、
そして、ショスタコービチやリスト、シュトラウスなど、
クラシックまで、幅広い選曲。

お茶とケーキが提供されましたが、
どちらも、ハロウィンということで、かぼちゃのもの。
初めてかぼちゃの紅茶というものを飲みした。

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そういえば、最初にもらったあのマスク。
ちゃんと仮面舞踏会に参加するゲストとして、
我々お客さんたちも、着けたんですよ〜。
そうしないと、集まってくるゴーストたちと目が合って、
取りこまれてしまうから!

とても楽しいコンサートでした。
猫の着ぐるみや「魔女の宅急便」キキの扮装をした方もいて、
お客さんも楽しんでいたみたい。
いいコンサートでした!!






いろんなコンサートがあります。
金額もピンからキリまで。
それぞれによさがありますね。

次は何を観に行こうかなあ〜!
posted by おくさま at 18:46| Comment(3) | TrackBack(0) | 今日の音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月29日

キラキラお目目の子どもたち

学校訪問コンサートが始まりました。




私は、久しぶりの学校訪問コンサート。
小学校の体育館も、久しぶりです。

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とても楽しい内容。
これ、客席で聴けたらいいのになあ〜。

低学年用プログラム

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高学年用プログラム

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童謡から、オペラまで、わかりやすく参加もできるコンサートです。

こんなのを使う曲や

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こんな楽器で合奏したりもします〜。

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今回おじゃました小学校の子どもたち、
おりこうちゃんばかり!!
体育座りじゃなく、正座をしている子もいた!

子どもたちを見ていると、反応がおもしろい。
知っている曲の時は、あ!と顔を見合わせたり、
これあれやん、と知っていることをアピールしたり、
初めて見る楽器には、身を乗り出して凝視。
低学年は、知っている曲はどんどん歌い、
高学年は、ちょっと小声で・・・。
その代わり、さすが高学年、リズミカルな曲で足や頭などで、
リズムを取る子も。

とにかく、つまらなそうにしている子がまったくいなかったのが、
とても印象的でした。
なんてうれしいんでしょう!!

私、個人的には、ここ何カ月かずっと、のどの調子がおかしく、
この日もまともに歌えず、後半ははずしてもらったりしました。

しばらくは、ステージも休憩させていただくことにしました。

声楽を始めて20年弱の間、このような状態になったことはなく、
耳鼻科にも通っていますが、なかなか改善されず・・・
正直、参っています。
しかし、根気強く少しずつでもよい方へ向かうようにがんばらなくては。





今まで、何のトラブルもなく来たことを、
当たり前のように思って、
歌えることの幸せを考えてもみませんでした。
ここで、襟を正すべきなのかもしれません。









荒尾のアンティークで、お疲れ様ランチ。

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とてもいいお店で、お料理も素敵でおいしかったのですが、
頭の中がいっぱいで、あまり食べた気がしませんでした・・・
posted by おくさま at 18:30| Comment(4) | TrackBack(0) | 今日の音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月26日

music week 第一弾

スケジュール帳を見ると、今週は見事に、音楽漬け!


第一弾は、ガムランワークショップ。

毎年、福岡で開かれているアジアンマンス。
http://www.asianmonth.com/

その一環として、筑紫女学園大学で、
ガムランワークショップが開かれたので、それに参加したのです。




筑紫女学園には、アジア文化学科というのがあるんですね。
http://www.chikushi-u.ac.jp/asia/index.php

その学科の先生と、生徒さん、そして先生のインドネシア人のご主人がご指導くださいました。





我々は、バリ旅行の際に、一度体験しているのですが、
もはやそれも10年ほど前。

まず最初に、大学の皆さんの演奏。気持ちいい〜。
こちらで練習されているのは、ガムランでもジャワのもの。
ジャワのガムランは、宮廷音楽として栄えてきたものなので、
とても優雅でゆったりしています。

(バリのものは、もっと激しく、テンポも早いのです)





ガムランは、聴いているだけでも気持ちいいのですが、
楽器自体の装飾も、大変美しく、それを見ているだけでも、
なんともいえない、贅沢な気分になってきます。

演奏前に、学生さんが、果物とお花を持ってきました。
これはたぶん、神様に捧げるものだと思われます。
バリでも、毎日行われていました。

gong.JPG

写真の後ろ、大きな銅鑼のようなものは、
そのまんま、銅鑼のような低く大きな音のする、ゴングです。

手前の鉄琴のようなものが、もっともガムラン的なイメージの楽器、
これらをサロンというそうです。





ふたをかぶせたお椀のような形のものもあります。

owan.JPG

こちらは、先ほどの鉄琴型のものと違い、音階順に並んでいません。
また、普通楽器は、大きさで音程の高さが変わってきますが、
これはそうではなく、大きくても音の高いものもある。
音程の差は、お椀のふたの部分の高さによるようです。
(ふたの部分が、平たいと低い音、ふたが厚いと高い音になります)

って、勝手におわんとかふたとか(笑)

これらの楽器は、すべて青銅でできています。
青銅なんて、普段あまり身近にはないですね。
歴史の時間に出てきたな〜、くらいの感覚。

どれも手で打ったり、彫ったりして作られたもの。
楽器として叩いていくうちに、安定していくんだそうです。






先ほどの、お椀型のもの、ひっくり返して中身を見せてもらいました。

naka.JPG

見事に空洞。しかし、けっこう分厚いです。






鉄琴状のものも、台に並べられたものと、
下に、共鳴の筒がつけられたものと2種類あります。
(シロフォンみたいなものですね)







奏法ですが、
打楽器ですので、当然マレットで叩いて音を出します。
よく見ていると、一人以外は、みんな布巻きのマレット。

この一人は、曲のいわゆるメロディ的な部分を叩く人でした。
この人のみ、かたいマレット、水牛の角だそうです。

バリのものは、このかたいマレットで、キンキンやる感じで、
なるほど、だからジャワのは、
このようなまろやかな優雅さが出るのか。

そして、鍵盤を叩いた後、必ずミュートします。

鉄琴状のものは、まず右手で叩く→次の音を叩くときに、同時にさっきの音をつかんでミュートする、
というやり方です。



簡単そうで、意外にこれが難しい。
神経衰弱のようです。
前の音のことを忘れてはいけないのです。
短いセンテンスではできても、これ以上長いものは頭がついていけない気がしました。

お椀状のものは、叩いたマレット自体でミュートします。
叩いた後、そのまま楽器に当ててミュート。

ずっと見ていたら、ミュートしないのは、後ろのゴングだけでした。
ゴングの低い音だけが、ドローンのように残ります。




この日、練習したのは「スエ・オラ・ジャムウ」(正確じゃないかも)
という曲で、「お久しぶりですね」という意味だそうです。




どんどん展開していくわけではなく、
1台が前奏的な部分をちょっとやって、
あとは、ずっと2小節の同じフレーズの繰り返し。
基本的には4拍子です。

指揮者はいないので、先生のご主人の叩く太鼓がリードを取ります。
この太鼓(手で叩く)のテンポに合わせて、
自然とだんだん早くなったり、最後はどんどんゆっくりになったり。
セッションのような感じです。

簡単なようですが、繰り返しているうちに、ぼーっとなってきて、
あっと間違えたり。

また、楽器ごとに入る場所が違います。
鉄琴系は、四分音符で4つづつ叩いていき、
お椀(大)は、2、4拍目など、偶数拍のみ。
お椀(小)は、裏打ちです。

この人たちの音が入るため、音が複雑に?というか、
細かい音符の演奏をしているように聞こえますが、
実はそれぞれは、シンプルなんですね。

後ろの小さなゴングみたいな楽器は、3、5、7拍めを叩く。
ただそれだけのことなのに、かなり必死。

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大きさは違っても、それぞれそんなに大幅に音は変わりません。
なのに、先生はさすが、
「あ、1拍目は叩かないのよ〜」
などと、耳ざとく指摘されます。すごい!!






ふと気付きましたが、ハモリは一切ありません。
マレットは一応、二本あるようですが、
同時に二つの鍵盤を叩く、ということはないようです。

音階は、5音音階。ピアノで言うと、ドミファソシドみたいな感じ。
沖縄とよく似ています。
しかし、平均律でいう全音・半音の幅はやっぱり少し違って、
半音の幅が広いので、慣れるまではつい気になってしまいました。
よく考えれば、5つに分けているわけだから、そうですよね。

いかに自分の耳が、西洋音楽で育ったかを思い知りました。






先生のお話がとても心に残りました。



「ガムランは、ただの音ではなくて、
 音を振動として体で感じるもの」



そうなんです、もちろん、日常の音すべては振動によって成り立っていますが、
それを意識することはめったにありません。

ガムランの楽器は、じかに触りますので、
その震えを当然、体感します。
(その震えを止める、ということが、音をミュートするということですから)

また、ゴングなどはくりぬかれた内側から聴くのと、
叩く側から聴くのとでは、音色も違うし、
ビブラートの幅がうわんうわんと広いのも、とてもよくわかります。

まさに「音」自体を感じることができるんですね。



「指揮者がいないから、リーダーにみんなが自然に合わせる」



お互いの音をよく聴き、合わせようという気になる。
これは、なんだか今の日本にかけていることみたいです。
尊敬すべき、頼るべきリーダーがいて、
その人を信頼して、寄り添っていく。
それぞれ自由にやっていても、肝心な時は、リーダーがまとめる。
音楽にも、国民性が現れるんでしょうかね。








とてもいい体験をすることができました。
ぜひまた、参加したいと思います。
posted by おくさま at 10:16| Comment(4) | TrackBack(0) | 今日の音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月18日

音の幻想

久々の大きなコンサート、終了!






音の幻想、と題した今回のコンサート。

普段、小学校訪問コンサートや、フロアコンサートなどで、
親しみやすいクラシックや、ポピュラーなどを演奏することが多いので、
やっぱり時々は、こんなしっかりしたクラシックのコンサートもやりましょう!
ということで、2年ごとくらいにやっている、
「We love クラシック」というシリーズです。




今回のチラシ。初めて?顔写真入り。

NEC_1382.JPG




<プログラム>

1.フルート協奏曲 ニ長調 K.314 第一楽章(モーツァルト)
2.オペラ「魔笛」より 
  パパゲーノとパパゲーナの二重唱「パパパ」(モーツァルト)
3.オペラ「コシ・ファン・トゥッテ」より
  フィオルデリージとドラベッラの二重唱
  「妹よ、見てごらん」(モーツァルト)
4.オペラ「マクベス」より
  マクベスのアリア 「憐れみも尊敬も愛も」(ヴェルディ)
5.幻想小曲集 Op.3より
  第一曲 哀歌
  第2曲 前奏曲
  第4曲 道化師
6.幻想曲 ヘ長調 Op.49(ショパン)
7.オペラ「ラ・ボエーム」より
  ミミのアリア「あなたの愛の呼ぶ声に」(プッチーニ)
8.サルビア(中田喜直)
9.アンダンテとスケルツォ(ガンヌ)
10.オペラ「ドン・カルロ」より
  ロドリーゴのアリア「私に最後の時がやってきました」(ヴェルディ)
11.オペラ「椿姫」より
  ヴィオレッタのアリア「ああ、そはかの人か〜花から花へ」(ヴェルディ)







ピアノ、ソプラノ、バリトン、フルート。盛りだくさんでした。





前半の、2つの2重唱は、とても楽しい曲で、
どちらも、恋人のことを歌ううた。

「魔笛」の方は、かわいい彼女ができた、パパゲーノが、
うっきうきのラヴラヴモード。
「コシファン」の方は、私の彼氏かっこいいでしょ〜、
とのろけ合う、姉妹のうた。

こんなルンルンな気分、近年の私にはちょっと無縁でしたが(苦笑)

聴いていると、軽やかで楽しげなんだけど、
歌うのは必死。まるで白鳥。
それがモーツァルトです・・・



後半、ソロ曲は・・・

「ボエーム」のアリアは、恋人と別れる時の歌。
不治の病に苦しみながら、迷惑になりたくない、と別れを決意するミミ。
別れましょう、うらみっこなしにね、と歌います。
淡々と、自分の荷物を今度取りに行くから、などと歌いますが、
やっぱり最後は、もしよかったら、私たちの記念に、あれは取っておいて、
と切なく歌います。

その感情を抑えた感じが、切ないんだな〜。
日本人受けするゆえんかもしれません。

相手のことを考えて、別れを選ぶ、という段階で、
私にはない大人ぶりだし(苦笑)

そして「サルビア」。
「めだかの学校」や「夏の思い出」など、多くの童謡や歌曲を残した、
中田喜直さんの歌曲。

サルビアの赤い色は、血の色。
それを見ながら、自分の過去の恋を思い出す女の歌です。

最初に歌った学生の頃と、今では、
やっぱり違います。
私も、それなりに大人になったんですね〜。
もう少し、年齢を重ねたら、また歌ってみたい歌です。









けっこう前から準備をし、練習を重ねてきたので、
終わった今は、ふう〜っと肩の荷が下りた感じです。
疲れました・・・

不思議と緊張はあまりせず、
コンディションは悪くなかったのですが、
ステージに出たとたん、乾燥でのどをやられ、
それをカバーすることができず、
低音をキープできず、へろへろになってしまいました。

これは、今までにないことで、この夏くらいから始まった悪い状態。
年齢的なものなのか(筋肉の衰えとか)
ここ最近の気候の変化なのか・・・

まだまだ、がんばらねば。





今回のドレス。

前半(楽しい二重唱の方)はブルー。
後半は、サルビアの色に合わせ、ワインレッド。

dress.JPG

楽屋で、パシャ。

CIMG3904.JPG

みんなで。

CIMG3907.JPG





共演者のみなさん、ありがとうございました!
勉強させていただきました。

コンサートを支えてくれた、みなさん、
いろいろと気苦労ありましたでしょう、ありがとうございました!

観に来てくださったみなさま、
本当にありがとうございました。
これからも、がんばります!!

posted by おくさま at 21:29| Comment(5) | TrackBack(0) | 今日の音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月15日

ロックな五右衛門

懸賞で当たり、観てきました。

やっぱり、はがきを出すことが大事ですよね〜。





ゲキシネ「五右衛門ロック」

NEC_1334.JPG





ゲキシネとは・・・

  舞台が持つライブ感と映像ならではの表現が紡ぎだす新しいエンターテインメント。
  映画館の迫力あるスクリーンと音響で誰もが楽しめる新しい演劇のカタチ。
  「演劇の興奮を世代を超えてより多くの人に伝えていきたい」
  イーオシバイが提案する<ゲキ×シネ>




去年、同じくゲキシネで「SHIRO」という作品を観て、

http://rockvalleystudio.seesaa.net/article/108792147.html

苦手意識のあった、ド派手な新感線の芝居に感動したからです。

時代物なのにミュージカル!とか
役者さんたちが、予想外に上手!(歌も動きも)
という、今まで好きで観ていた「演劇」とちょっと違う世界で、
苦手意識は、きれ〜に払拭されました。

あと、これだけ派手な芝居を、
客席からだと、遠くから、ある角度でしか観れないけど、
これなら、近くでいろんなアングルで観られる。
役者さんの細かな演技が観れる!

おすすめです。





感想。

・古田新太=五右衛門、は合う!
・その上、かっこよく見えるのがすごい!

・前日に「ダンス・オブ・ヴァンパイア」観ちゃったから、
 やっぱり言葉は気になる(言葉として聞こえやすいかどうか)
 でも、歌はみんなうまい。

・最後の方、物語の胆に「クスリ」が関わってて、
 タイムリーだったなと。

・北王路欣也は、さすがの貫録。いるだけで絵になる。

・これも、バンドの生演奏。タイトル通り、ロック!!
 ロックバンドのライヴさながらの、大盛り上がり。




カーテンコールでは、思わず拍手したくなってしまうので、注意(苦笑)




http://www.goemon-rock.com/
posted by おくさま at 18:57| Comment(2) | TrackBack(0) | 今日の音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月12日

tanz der vampire

博多座で、


ミュージカル「ダンス・オブ・ヴァイパイア」


観てきました!
 


http://www.hakataza.co.jp/kouen/index_h2109.html

博多座は、10周年なんですね〜。




*感想*

・主役の山口祐一郎氏の歌は、初めて聞いた。
 ミュージカルの男優さんは、張るイメージがあったが、
 この人は、あんまり張らず(役柄のせい?)
 ほぼファルセットだったので、ちょっと聴いてて欲求不満。
 テノールには張ってほしい。
 でも、ヴァイパイアらしい、セクシーはあったね。

・そのヴァイパイアに誘惑される、女の子を演じた大塚ちひろ。
 この人の歌は、前にも聴いたことがあるけど、うまい。
 それと、ダンスがすごい!あんだけ歌って踊れるなんて!
 お風呂が好き、という設定で、入浴シーンが何度かあるけど、
 これがちゃんと、お色気む〜んな感じでよかった。
 (ちなみに、知念里奈とWキャスト)

・高嶋兄の奥様、シルビア・グラブさんも、初めて見た。
 すごい鼻声!いつもこうなのかな?上手だけど鼻声・・・

・その他のみなさんも、上手!
 主役級のみなさんより、ワキの人の方がうまく感じたのは私だけ?
 (教授役の石川さんと、宿屋のおかみ阿知波さん)

・大勢出てきた、ダンサーのみなさんがとにかく素晴らしかった。
 ミュージカルなのに、歌よりダンスの方に感動したという・・・





大がかりなセット、豪華絢爛な衣装など、
お金のかかった舞台は、やっぱり観てて楽しい。

もともと小劇場系の芝居から、演劇を観るようになったんだけど、
自分たちの演奏会も、お金いっぱいかけられないから、地味だし、
こういう大規模なステージは、憧れる。

夢とロマン、そしてプロのお仕事。





ステージもだけど、
素敵だったのは、オーケストラピット。
2階席だったので、オケピはよく見えなかったけど、
演奏もとてもすばらしかった。
生演奏があると、テンションあがるなあ〜!!

オペラは、すべて音楽が、
ミュージカルは、お芝居の部分もある。
そのお芝居の効果音などもあるから、
役者さんの動きに合わせて、演奏しなければならない。
オケは大変!特に指揮者!




幕間に、役者さんがほうきを持ってお掃除しにステージへ。
ちゃんと役のままやってて、こういうサービスはうれしい。
ファン?から「ごくろうさま!」という声がかかっていた(笑)



サービスといえば、役者さんが客席に降りてくるのもうれしい。
最前列の人なんて、役者さんから荷物持たされてたし。

2階席にも、ちゃんとヴァンパイアのみなさんが登場して、
マントひるがえしながら、去っていく姿にほれぼれ。
その他の皆さんだって、ものすごく歌も踊りもうまいんだから!



カーテンコールも、大盛り上がり。
コンサートさながら、客席総立ち、振付・・・
1階の前の方のみなさんは、きっとリピーターだろうなあ、
という盛り上がり具合。







さて、お芝居もだけど、博多座は館内のお土産販売も楽しい。
休憩は30分もあるので、みんなそのたくさんあるお店で、
パンやお菓子や飲み物やお弁当を買って、
食べるのだ。
普通のホールでは飲食禁止だけど、ここはOKなのだ〜。
(昔の歌舞伎の劇場なんかもそうだったみたいだ)←今も?



演目に合わせて、天井にはこうもりが飛んでる。

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こうもり型のクッキーを販売しているお店も。

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福岡の美味しいケーキ屋さんやパン屋さんの出店もあり、
お財布のひもがゆるむ〜、あれ〜。

劇場入り口には、記念撮影用?

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posted by おくさま at 16:22| Comment(4) | TrackBack(0) | 今日の音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月31日

高級娼婦とは・・・

久留米で時々、見ていただく先生の出演する、
オペラ「椿姫」を観に行く。





オペラ「椿姫」 
毎度おなじみ、私の超意訳的、簡単なあらすじ(笑)







________

パリのお金持ちと高級娼婦が集うサロン。
アルフレードは、以前からヴィオレッタに好意を持っていたが、
軽くあしらわれる。

(ここで、有名な「乾杯の歌」が歌われる)

「そんな自堕落な生活をしていてはいけない!」
「あ〜ら、楽しく生きましょうよ」

とはいえ、誠意あふれるアルフレードにちょっと心動く、
ヴィオレッタ。
椿の花を渡して、
「この花が枯れるころにまた・・・」

彼が帰った後、
この私が、一人の男に心を揺らされるなんてどうかしてる・・・
もしかしたら、この人が私の運命の人かも・・・
な〜んて胸をときめかす、ヴィオレッタ。

(ここで歌われる「そはかの人か」も有名)

さて、めでたく二人はラヴラヴに。
ところが、そのうちにお金がつきてくる。
恋で飯は食えないのだ。

そこで、こっそりヴィオレッタはパリにお金を工面しに行くように。
パーティへのお誘いも舞い込む。

そこへ、彼の父がやってくる。
身分違いの恋をなじる父。
「わしの息子には妹がいて、あの子の結婚の障害になるのです・・・
本当に愛しているのなら、息子のために身を引いてくださらないか」

涙ながらに、自分が本当に彼を愛していると訴える。
だからこそ、身を引くから、私の犠牲を無駄にしないで・・・
私が去った後、彼をよろしくお願いします・・・

(ここの父との二重唱もすばらしい)

ヴィオレッタからの別れの手紙を読み、混乱するアルフレード。
パーティの招待状を見つけ、パトロンのところへ戻ったと勘違いし、
裏切られた!!!と怒り狂い、復讐を誓うのだった。

さて、パリ。
相変わらず、享楽的なパーティが開かれている。
アルフレードがやってくる。
蒼白になるヴィオレッタ。
みんなの前で、ののしるアルフレードに、パトロンが激怒、決闘を申し込まれる。
アルフレードは、怒りにまかせて、
カードで勝ったお金をヴィオレッタに叩きつける。

しかし、ヴィオレッタは、結核に侵されていたのだった。
父が事情を話し、アルフレードはヴィオレッタのもとへ。
病にもうろうとしながら、愛する人の手紙を何度も読み、
泣いて暮らすヴィオレッタ。
最後に二人は、やっと再会できるが、
「なんだか力がわいてきたようだわ!」
と思ったのもつかのま、息絶えてしまうのだった・・・





_________

ヴェルディの作品の中で、またオペラ作品の中で、
もっとも有名なものの一つです。
幕前の前奏曲がまた、弦の静かで切ない音で胸をしめつけます。
有名なアリアもたくさんあり、
どれも切ない。

今回、ヴィオレッタを先生が演じられたということもあり、
幾度か、ぐっと涙をこらえたシーンがありました。

1幕の最後、一番の見せ場と言っていいかも?
恋をうたうアリアが本当にすばらしくて、
この1曲を聴けただけでも、観に来てよかった!
と思えました。

オペラというと、
ハウ〜っと声を張り上げるイメージがあるかもしれません。


いろいろな感情を表現していく中で、
もちろん、高ぶる感情を朗々と歌い上げる部分も見所ですが、

切ない気持ちや、迷い、あきらめ・・・
そういう言葉にできない心に秘めた思いを、
抑えて抑えて、pやppで歌う部分が、
もっと、聴く者の心を打ちます。

すっごくむずかしいんですけどね・・・

先生は、ホントにすばらしかった!!!
むずかしいし、長いし、だけどそんなことを全く感じさせません。

ppなのに、その声はホール中に響きわたって、
客席中が息をひそめて、ヴィオレッタの心の言葉に耳をすましているのです。

よく鳥肌が立つ、といいますが、
その上、電流が走りました。







子どものころ読んだ、文学全集?にこの原作があり、
子どもながらに、娼婦ってなんだろう?しかも高級?と思ってましたが、
今や、生活のためでは全くなく、水商売をする人も増え、
キャバ嬢もめずらしくなくなり、
この作品の中で描かれたような葛藤は、
遠くなったかもしれませんね・・・






それと昔は、愛し合う二人の仲をさく父親を、
無粋な人だと思っていましたが、
大人になってみると、
その気持ちもわかるようになってきました。

好きだ好きだ、だけじゃ、生活は成り立たないんだぞ、と。

実際、お金の工面をしなくてはならなくなり、
そこから二人の関係に亀裂が入っていくわけですから。

それに、ヴィオレッタは、元高級娼婦ということは、
いい暮らしをずっとしてきたわけで、
それを突然捨てるというのは、やっぱり難しいのかも。
生活水準が、どっと下がるんですもんね。





当時としても、娼婦を扱うというので、タブー視される部分があったようです。
最後に、病で死ぬ、というので、許されたとか。

たしかに、ストーリー的にも、死んでしまったらもう許すしかないですよね。

映画でも、死にオチかよ・・・とか思うときもあります(笑)
まあ、これはこれで、美しいんですけどね。

オペラは、特にそういうところがあります。
後期は、ヴェリズモオペラといって、
もうちょっと技巧とか形にとらわれず、
ストーリーも、より身近な舞台設定だったり、
変わっていくんですが、
それでも、やはり人はよく死にます(笑)







ヴィオレッタが結核じゃなかったら、二人はどうなったかな。
結局、金銭トラブルとか、嫉妬、痴情のもつれ・・・
なんてことになったりして〜。
妹が「あんたのせいで私の縁談が!」と怒鳴りこんできたり〜。
結局、ドロドロの恋愛模様になったのかも。





・・・いやいや。だめだめ、そんな見方しちゃ(苦笑)
美しい旋律と切ない響きに、身をゆだねましょう。
posted by おくさま at 10:24| Comment(4) | TrackBack(0) | 今日の音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月17日

よいこたちとの時間

☆8月9日
フロアコンサート




前回のコンサートから1週間後。
またまた、子どもたちのためのコンサートでした。

普段のフロアコンサートは、いつも平日の夜。
小さな子どもがいると、なかなか出られない時間。

ということで、

日曜
お昼から

初の試みでした〜。








☆プログラム☆

1.うみメドレー

2.あかいまるなあに?(絵本と歌)
3.ねむのきの子守歌

〜音楽で世界旅行!〜

4.ホール・ニュー・ワールド(このじゅうたんに乗って、出発!)
5.シェヘラザード・・・小さな世界
6.帰れソレントへ(イタリア)
7.おおシャンゼリゼ(フランス)
8.蘇州夜曲(中国)
9.アロハオエ(ハワイ)
10.エレクトリカルパレードメドレー(アメリカ)
11.赤とんぼ(日本に帰ってきたよ!)

12.ふしぎなポケット
13.プリンク・プランク・プランク
14.山の音楽家
15.幸せなら手をたたこう

16.さんぽ

CIMG3593.JPG




子ども向け、ということもあり、
いろいろ工夫をしました。

小道具、プチコスプレ(苦笑)、舞台背景への映像投影、などなど・・・

出演者、知恵を絞って絞って、楽しいコンサートになったかな?
と思います。





印象深かったのは、
ピアノやフルートなど、楽器での演奏曲の際に、
歌声が聞こえたことです。
歌詞がないので、鼻歌で。
袖で、その鼻歌が聞こえた時、
今回のコンサートは、成功だった・・・なんて思いました。






小さい子をじっとさせておくのは、なかなか難しいし、
それに気を取られて、同席者も集中できなかったり。
子ども連れのコンサートは、なかなか難しいです。

演奏する側も、聴く側も、お互いに楽しくするためには譲りあわねばなりません。

こちら側からすると、正直、親がしっかり子どもを見ててほしい。
でも、しばりつけて見せられても、子どもが楽しいわけがない。

しばりつけなくちゃいけない、ということは、
子どもは楽しくないからなんですよね。

では、子どもが楽しいコンサートとなると、
アニメの曲?テレビの曲?
それも楽しいですが、だったらテレビ見てればいいじゃん。

私たちだからできる、「楽しいコンサート」
もっと考えて、工夫していかないといけないなあ、
と改めて思いました。


posted by おくさま at 12:08| Comment(2) | TrackBack(0) | 今日の音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月04日

子どもパワー

子どもって、面白いなあ〜〜〜。




親子で歌おう 童謡の森コンサート

無事、終了しました。

☆プログラム☆

1.夏の思い出
2.うみ〜われは海の子
3.かもめの水兵さん
4.森のくまさん
5.山の音楽家
6.幸せなら手をたたこう
7.汽車ぽっぽ〜汽車ぽっぽ〜線路は続くよどこまでも

8.チャールダッシュ(ヴァイオリン)
9.天国と地獄(ピアノ連弾)
10.ノクターン(ピアノ)
11.赤いスイートピー(ピアノ)

12.ドレミの歌
13.星に願いを
14.ホール・ニュー・ワールド
15.トトロメドレー(風の通り道〜となりのトトロ〜さんぽ)
16.崖の上のポニョ


CIMG3549.JPG



こんなに子どもを参加させるコンサートをやるのは初めてで、
子どもっていっても、何歳くらいの子どもが多いのか、
それによっても、また雰囲気が変わってくるし、
非常に不安でしたが、

最初から、食いつきのいい子どもたち(笑)
これ、とても重要で、しら〜っとしていると、やりにくいのです。

前半の童謡のコーナーは、
子どもというより、一緒にいらしたおばあちゃまたちが一番、
歌っていらっしゃったのが見えました。

「親子でうたおう」と銘打っていたこともあってか、
うたう心構えが最初からあった様子で、
どんどん参加していただけました。

聴くコンサートももちろん、素敵なんですが、
参加できると、もっと楽しい!
実は、最初はもっと、動きが少ない予定で練習していたのですが、
2週間前くらいから、念には念を(苦笑)ということで、
かなり、動きを増やしたのです。

このテンションは、ぶっちゃけ、けっこうつらかった(爆)
ステージから、知り合いの顔があっちにもこっちにも見えて、
ああ〜、はずかちー!!と思いましたが、

うたのおねえさんは、思い切りが大切ですね〜。





ちなみに、ステージ背景や、衣装も手作りです。
私たち、うたのおねえさんは、ほとんどコスプレ状態。
嫌いじゃなかったりして(笑)

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「山の音楽家」に出てくる、動物たち。

CIMG3556.JPG


Tシャツは、以前記事にした、百円ショップのインクを使ったペイントTシャツ。

おねえさん用↓

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おにいさん用↓

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ご来場くださったみなさん、ありがとうございました!
スタッフ&おねえさんたち、おつかれさまでした!
posted by おくさま at 08:47| Comment(2) | TrackBack(0) | 今日の音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月18日

鳥栖か?

アクロス福岡で行われた、オペラ実験工房「トスカ」
を観てきました。




「トスカ」はプッチーニの作曲したオペラ。



<簡単なあらすじ>

画家のカヴァラドッシは、逃亡犯をかくまったばかりに、
捕まって死刑にされることに。
ボコられるカヴァ。
拷問される恋人を助けるために、トスカは逃亡犯の居場所を話してしまう。
なんでしゃべっちゃうんだよ!と激怒されちゃうトスカ。
わしのものになるなら、恋人を助けてやるぞい、うしし、
と、警視総監にせまられるトスカ。
神よ、私、がんばって生きてきたのに、何でこんな目に?
と歌うトスカ。
カヴァくんは、死刑に見せるようにしてあげるたい。
という約束で、国外に出る許可証を書かせ、
んじゃ・・・っと抱きつかれたところを、ざっくり。
トスカは、警視総監を殺害、通行証を奪い逃げる。
カヴァを助けに行くが、見せ掛けの死刑のはずが、
銃弾に倒れるカヴァ。やっぱりあれはウソだったのです。
恋人は死に、自らも殺人を犯してしまったトスカ。
城から身を投げて、その人生に幕を引いたのでした・・・








「歌に生き、恋に生き」は、とても有名なアリアで、
マリア・カラスもよく歌っていたので、
ソプラノの名曲として知られている曲です。

単体で聴くと、いい曲なんですが、
こうやって考えると、
「何で私こんな目にあうのよ〜〜〜!」
という恨み節なんですよね・・・

そもそも、カヴァラドッシがトスカをもっと大事にしないからいけないんじゃん。
などと思ってしまうわけです。
トスカも、そんなカヴァラドッシを愛してしまったのだから、
その恨み節は、ちょっと違うような気も。




なんにしろ、自分がこう生きたい、と思っていても、
恋愛というちょっとしたこと(のようで実はずっしり重い)で、
あっさり変化したり、させられたりするんですよね。

それは、いつの時代も普遍的なものなんだな〜、
という印象でした。

恋に左右される自分。
それを受け入れるのか、抗うのか、
その葛藤が、こういった作品を作り上げる原動力となり、
言ってみれば、文化を作っていくのかもしれません。
音楽は特に、そういう側面が大きい気がします。



オペラという、クラシックの作品ではありますが、
その時その時の人間を描いています。
だからこそ、共感を得るのであり、
こんなに時間が経った今でも、人々に愛されているのですよ、きっと。





この公演は、解説つきでした。
イタリアの地図が配布され、舞台となった教会や広場などが示されます。
その当時の建物が残っているのって、すばらしいですね。
最後に、トスカがサンタンジェロ城から身を投げるのですが、
お城から前の川まで、けっこう距離があって、
川に身を投げるという美しい?結末は、実際はちょっと無理、
なんていうお話もあったり。
こういう解説は、初めてでおもしろかったです。






歌に生き、恋に生き、か〜。
私は、そんな生き方を全然してないで〜〜す。
posted by おくさま at 11:07| Comment(3) | TrackBack(0) | 今日の音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月05日

驚演と言ってもいい!アキラさんその2

さて、第2部は、「サッちゃん」で始まりました。

さっちゃんはね、で始まるこの曲。
引っ越して行っちゃうさっちゃんとのお別れのうたです。

アキラさんは、テレビの番組の中でもたまにお話されるのですが、
音楽を聴くときに、深読みをしてしまうんだそうです。

さっちゃんがひっこしていくのは、隣のまちじゃなかろう。
じゃあ、隣の県?それとも、国外?
・・・なんて考えたら、
さっちゃんはねっ♪なんてかわいく歌えないよね。

2部から登場の、鮫島有美子さんが歌います。
日本でもっとも、日本歌曲の歌い手として活躍している人と言っていいでしょう。

その後に続く、日本の歌メドレー
(しゃぼんだま・七つの子・赤い靴・ふるさと)
も同様の解釈からの、すばらしいアレンジ。

日本の歌は、シンプルなメロディとシンプルな詩でできています。
でもそこには、ずっとずっと深いものが込められているのです。

それぞれの曲の作られた背景や、鮫島さんの思い、
そういったお話を交えたうた。
鮫島さんは、語りもとても上手で、
アキラさんのすばらしいアレンジとあいまって、
半分泣きながら聴きました。
(前のおばさんは、ハンカチで眼をぬぐってました)

その後、なんと演歌の神野美伽の曲を歌われました。
鮫島さんが、たまたまテレビで観て、
なんてステキな曲なんだろう!と思ったら、アキラさんの曲だったそうです。

ステキな曲でしたが、とても悲しい。
あまりに評判がよく、楽譜の出版を求められ、発売しているそうで、
この日もロビーにありましたが、
私は、この悲しい歌を泣かずに歌える自信がなかったので、
購入しませんでした。

その後、中山晋平の「砂山」
それから、最後にアキラさんの序曲「開眼21」という曲が演奏されました。

もうとにかく、すばらしくて、
身を乗り出して聴きました。




拍手、拍手、またまた拍手!

アンコールに応えて、アキラさんが選んだ曲は、
なんと!

マツケンサンバ!!

コンチェルタンテUにちなんで、マツケンサンバU!なんだって。
(あれってUだったのね〜、知らなかった)

そして、なんとなんと、

鮫島さんが、あ の 金ぴかの羽織を着て登場。
ああ〜〜〜、鮫島さんがこんなことを〜〜〜〜(笑)



こんなことできるの、アキラさんだからです・・・




笑って泣いて、音楽をたっぷり堪能した1日でした。
ますます、アキラさんを好きになってしまいました・・・
いやん。
posted by おくさま at 19:15| Comment(2) | TrackBack(0) | 今日の音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月04日

共演と競演

宮川彬良さんが音楽監督を務める、

コンチェルタンテU   

というコンサートを観にいきました。

宮川さん、いやアキラさんは、宮川泰さんの息子さんで、
幅広く音楽の活動をされ、
特に今は、NHKでのユニークなお仕事で、ファンも多い方です。

「アキラさん」と言いなおしたのは、
私たちには、特にこのキャラでおなじみだからです↓

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さて、会場に入ると、壁一面に森のような照明(木のシルエット)が。

オケ(新日本フィル)にまぎれて登場したアキラさん、

「音楽は、目には見えないのですが、だからこそ、
 聴いている時に、心の中でなにかを見るのではないでしょうか?」

というお話をされました。

「楽譜」というものはあるけれども、
どう演奏するか、どうイメージして聴くか、は自由。

テレビで観るのと一緒で、しゃべるしゃべる。
こんな陽気な音楽家って、いるのでしょうか?
客席は、常に笑いで包まれています。

楽しいのは、音楽も。
アキラさんのアレンジした曲がずらり。

「燃えよドラゴン」・・・え?オケでブルース・リー?
ちなみに、アチョー!の部分は、チェロが弦をこすって表現。
これをやろうという発想がまず、すごい(笑)

「エリーゼのために」
誰でもが知っている、あのベートーヴェンの曲ですが、
これを8分の6拍子にしてしまい、
冒頭の半音進行をさらに発展させ、ドラマチックな展開にし、
交響曲のようになりました。

それから、交響曲第5番「運命」
これを、なんと5番つながりで、マンボNO.5と混ぜちゃおう、
「シンフォニック・マンボNO.5」
ジャジャジャジャ〜ン、ジャジャジャジャ〜ン・・・
ジャジャジャジャジャジャジャジャ、チャッチャチャチャッチャ・・・
ウ〜マンボ!!
なんて強引な!でも楽しい!!



アキラさんは、ピアノも弾き、おしゃべりもして、
指揮もして、大忙しでした。
指揮といっても、アキラさんのこと、
お尻をぷりぷり、もうお客さんたちは爆笑!
(もちろん、まじめな時はまじめにですよ)




さて、コンチェルタンテというタイトルは、
イタリア語のコンチェルト(協奏曲)から来ている言葉ですが、

アキラさんの言っていたように、

協力する、という意味の他にも、協議するという意味もあります。
ともに良い音楽を作り上げるために、
協力もするし、時には戦ったりもするわけです。

そういわれてみれば、
タイトルの横に、

宮川彬良VS新日本フィルハーモニー交響楽団

と書いてあるではないですか!

アキラさんの、いわば音楽の冗談を、
オケがどのくらい受けて立てるのか、という、
戦いの場でもあったわけですね(笑)

そういう意味では、新日本フィルは、大健闘だったと思います!




その2へつづく。
posted by おくさま at 11:09| Comment(2) | TrackBack(0) | 今日の音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月02日

女王陛下よ、永遠なれ

佐藤しのぶさんのコンサートを観てきました。
團伊玖磨先生の生誕85年を記念した、チャリティコンサートです。




團先生は、石橋家と縁があり、久留米には重要な音楽家です。
(なので、ちなみに、鳩山さんとこと親戚ですね)

そういうわけで、
オール團伊玖磨プログラム。

聴いたことのなかった歌曲もたくさん。
團先生の曲は、けっこう難しくて、あまり挑戦したことがないのですが、
こうやって聴いてみると、ステキな曲がたくさんで、
がんばって挑戦してみようか、という気になりました。




さて、佐藤しのぶさん。
私が、たぶん初めて「オペラ歌手」「ソプラノ歌手」と認識した人だと思います。
初めて、生の演奏を観たのも、佐藤さんだったかと。
なぜか、サイン色紙があるので・・・

私が声楽を始めた頃だから、もう20年弱くらい前の話です。
颯爽と登場した、佐藤さんは、その頃とほとんど変わりません。
少し前よりは、やせたかな?


会場がざわめきます。
その衣装の豪華なことだけが原因ではありません。
さすが、風格が違います。立ち姿にオーラがあります。
身のこなしが優雅です。



正直に言うと、あまり好きなタイプの声ではないのですが、
やはりその表現力はすごいと思います。

長い歌曲もあれば、ほんの短いものもあり、
そんな中にちゃんと、物語や色彩を感じるのです。

彼女の出世作?オペラ「夕鶴」のアリアでは、
お金に目がくらみ変わってしまった与ひょうへの切ない心を歌い、
うっかり泣いてしまいそうになりました。

かと思うと、アンコールでは、
「ぞうさん」「やぎさんゆうびん」「おつかいありさん」と
かわいい童謡を続けて歌い、
これは團先生の「三大」(全部「さん」がつくから)
名曲とかなんとか、
大変ユーモラスに歌われました。




途中で、團先生の思い出を語るコーナーがあり、
ゲストの指揮者現田茂夫さんが登場。
もっともらしく紹介していましたが、実はこの方は佐藤さんのご主人。
客席からもくすくす笑いが出て、
最後には佐藤さんも笑いながら、主人です〜と紹介していました。

お二人とも、音楽人生で團先生との関わりが深く、
いろんなエピソードをお話してくれました。
それがとてもおもしろく、楽しい時間でした。

現田さんが、結婚前の佐藤さんに、
指輪をプレゼントしようと買いに行ったところを、
團先生に見つかり、とっさに「母に・・・」とウソをついてしまい、
それから團先生は、自分を親孝行の好青年と思ってかわいがってくれたが・・・
なんていう話も出て、
ほほえましかったです。



團先生が「音楽は、作曲者+演奏者+聴衆の三位一体で、初めて成り立つものなんだよ」
と言われていたというお話をされました。
本当にその通りだと思います。

途中でケータイを鳴らしたり、あめを食べたり、
相変わらず、いらいらさせられました。

先日、テレビでピアニストの仲道郁代さんが、
クラシックとその他の音楽の違いということで、
「ppがあること」という話をしていました。
ポピュラー音楽でも、pはあります。
弾き語りやバラードのようなものは、割りと静かに聴くものです。

しかし、息をひそめてその小さな音の響きを聴く、
というのは、クラシックだけなのです。

そのppを、演奏家がどれだけ神経使って、魂込めて、演奏しているか。

それを、ビニール袋のガサガサ、ピチピチ・・・がぶちこわします。

なにを聴きに来てるんでしょうか。
マナーとか以前に、ホントにそれが疑問です。





しかし、演奏家は、立ち振る舞いも大事だなあ〜、と思いました。
佐藤しのぶさんは、ザ・オペラ歌手!!でした。
posted by おくさま at 10:39| Comment(2) | TrackBack(0) | 今日の音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月30日

「いやしい」じゃありませんから

5月は、新しい仕事場や学校などに少しずつ慣れてくる頃。
そろそろ疲れもたまってきたり?

5月病なんていう言葉もありますし、
季節の変わり目で、体調を崩したりしやすい季節です。

ストレスを感じ、それを発散しようとするとき、
どんなことをしますか?

おいしいものをがっつり?
マッサージでゆったり?
ビールを一杯、ぷは〜?
カラオケで熱唱?





ということで、
今回のフロアコンサートは、「癒し」がテーマ。

NEC_1181.JPG


☆5月の風に乗って〜タイム・トゥ・セイ・リラックス

<プログラム>
1.タイム・トゥ・セイ・グッバイ
2.ル・ローヌ
3.やわらかい日差しの中で
4.四重奏曲 ニ長調よりT (モーツァルト)
5.アイネ・クライネ・ナハト・ムジークより 第二楽章
6.前奏曲15番「雨だれ」
7.夏の思い出
8.浜辺の歌
9.人と時と風の中へ
10.オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲
11.情熱大陸





今回は、リラックスして、寝て聴いていいですよ〜、
というアナウンスもあり、
プログラムも、しっとりゆったりの曲ばかり。

出演者のドレスも、さわやかなコンサートにぴったりの、
ブルーや淡い色合いのものが多かったです。

nec_1184.JPG

客席で聴きたかった!






さて、次回は初の試み、子どもたちのためのコンサートです!

8月9日(日)チェキラ!ですよ!
posted by おくさま at 13:56| Comment(2) | TrackBack(0) | 今日の音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月18日

過激な歌劇

3月13日の金曜日に行われた、
今回のフロアコンサートは、オペラ特集!


☆プログラム☆

1.「アルルの女」よりメヌエット

2.「フィガロの結婚」より
  序曲
3.もう飛ぶまいぞ、この蝶々
4.恋とはどんなものかしら
5.手紙の二重唱
6.スザンナはどこに

7.「ジャンニ・スキッキ」より
  私のいとしいお父様

8.「カルメン」より
  前奏曲
9.ハバネラ
10.間奏曲
11.闘牛士の歌

12.「椿姫」より
  乾杯の歌




照明は、曲に合わせて、情熱的な色に!

CIMG3215.JPG




オペラ(歌劇)というと、
なにかとても難しいもののようなイメージがあるかもしれませんが、

内容はというと、恋愛物が多く、
誰々を好きになった、だとか、なのに裏切られた、だとか、
幸せだと思っていたら、病魔に冒されるヒロイン、だとか。

そう、今のドラマや映画とそんなに大きくは違いません。

だから、当時の人たちがオペラを楽しんでいたことと、
我々が、今、連ドラに感情移入して観てることは、
そう変わらないわけですね。

そして、タイアップの主題歌がヒットするのと同じで、
当時は、オペラの中のテーマであったり、アリアであったり、
そういうものがヒットしたわけです。

そう考えると、モーツァルトなどは、当時それはそれは大人気で、
ヒットを飛ばしていたのですから、
一時の小室哲哉のようなものですね。

このプログラムの中にも、
毎日のようにどこかで耳にするような、
もうポピュラーと言ってもいいような曲もあります。

「闘牛士の歌」なんて、聞いてたら「テレビ○ックル〜!!」
って言いたくなりますもん。
「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」は、斉藤晴彦さんが替え歌を歌ってたことが合ったような気がします。

その名の通り、クラシックなんだけど、
決して昔々の遺物ではない、今現在も生きている音楽なんだと感じます。
それが「テレビタック○」だとしても。
むべなるかな、と。






さて、せっかく華やかにオペラの名曲を集めましたので、
最後はパーっと!
「乾杯の歌」!

せっかくなので、ワイングラスでボンジュール!

CIMG3216.JPG

こういう演出も、楽しかったです。




うって変わって、次回5月のフロアコンサートは、
癒しをテーマに、新しい環境で疲れたあなたを、
癒しの世界へお連れします!

お楽しみに!
posted by おくさま at 18:29| Comment(2) | TrackBack(0) | 今日の音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月31日

マナーについて、さらに

mixiの方で、長文の記事、長文のコメントで扱ったこの話題。





子ども(乳幼児と未就学児)と一緒の
クラシックコンサート鑑賞は可能か




赤ちゃんと寄り添って聴く
と銘打ったヴァイオリンのコンサートを観にいった。
知り合いが企画したコンサートで、
エジプト系フランス人のヴァイオリニストの演奏。







驚くほどに、みんな子供連れ。赤ちゃん連れも!
普段のコンサートではありえない、驚きの光景。






騒ぐ子どもは、2種類いて、

 1音楽にコーフンする子ども
 2退屈して、動き始める子ども

しかし、マナーについて、アナウンスしたにもかかわらず、
2の子どもをなんとかするために、ガサガサとパンを出すお母さんも。

飲食禁止であるとか、声や音を立てると迷惑になる、
ということは、
クラシックのコンサート未経験者(かどうか知りませんけど)は、
気づけないのだろうか?



だとしたら、先日受けた、フランス料理店でのマナー講座のように、
事細かに、これはいけません、あれもいけません、
と事前に言うべきなのだろうか。

しかし、縛りすぎると、
「赤ちゃんと寄り添って聴く」コンサートは、成立しない。

すると、子どもとともにクラシック音楽を楽しむことは、不可能か?

先日のフランス料理店の女性が言っていたように、
「複雑な味は子どもは理解できませんから、不向きです」
ということになるのだろうか?




実際に、語弊を承知で言えば、
楽音と雑音が交じり合い、響きを楽しむどころではなかった。




しかし、サン=サーンスの激しい曲では、
スゲー!!って顔した男の子が、身を乗り出していたし、

調弦の際のAの音と同じ音を出していた子どもまでいた!




1と2の子どもの差って、どこで生まれるんだろう・・・








mixiで、多くの意見を聞くことができた。



「同じ親の目線からすると、おもちゃを持たせたり、
食べ物を与えて、静かにさせざるを得ないというのは、
悪いこととわかっていても、その気持ちはわからなくない」



「欧米では、小さな子どものうちから演奏会を経験する機会が多い。
日本に芸術文化が根付いていないのが原因では?」



「普段クラシックのコンサートは身近ではない。それは、
苦手意識、高級なものという誤解によって生じているのではないか」




音楽をやっている人、やっていない人、
子供を持っている人、いない人、
発言する立場の人、注意される側の人、

その立場ならではの、それぞれ違う意見があるだろう。
はっきりした結論は、結局出ないと思う。

ただ、パブリックな場所でのマナーというのは、
やはり事情はあれど守るべきで、
なるべく、他に迷惑のかからないようにすべきだし、

そのようにしていくことが、子どもへのしつけにもつながっていくだろうから、
このようなコンサートは、貴重だと思う。

企画者も、懲りずに続けて行きたいと言っていた。





コンサートをやる側としては、
やはり、音を立ててほしくない。
動き回るのももちろんよろしくない。

これは、繊細な音や響きを楽しむクラシック音楽では特に気になること。

ところが、子どもに限らず、これができない人は多い。
いい大人でも、飲食をする。
咳を鎮めるためとはいえ、ビニールをぴちぴち言わせてキャンディを食べるのは、とても迷惑。

チラシの類を、ぱさぱさいわせるのも、耳障り。
今やらなくていいでしょう、と言いたくなる。
よりにもよって、ppの時とかにやるなと。




ステージから、けっこうそういう姿は見えているもの。





だけど、一緒に歌ってくれていたり、
ニコニコ、キラキラして見ている人も見えている。





本当に難しい、ずっと考えていかなきゃいけない課題だと思う。
posted by おくさま at 10:23| Comment(3) | TrackBack(1) | 今日の音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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